島田陽子 白昼の死角 戦後の混乱期、東大法学部はじまって以来の秀才といわれた隅田光一が、鶴岡七郎や仲間たちと設立した金融会社「太陽クラブ」は急成長を遂げる。だが、隅田が闇金融容疑で検挙されると組織は崩壊し、隅田も焼身自殺を果たす。その炎を見つめる鶴岡の内部にはどす黒い悪意が目覚めていた。鶴岡は新たに手形金融業「六甲商事」を立ち上げ、完全経済犯罪を次々と遂行していく―。悪に徹した天才的知能犯・鶴岡の反逆の青春を軸に、彼にからむ仲間や女たちの生きざま、追及の手を緩めない検察の姿、陥れられる企業幹部たちを群像劇として描く。また頭脳犯罪集団の華麗で巧妙なテクニックを冷徹に描写し、犯罪そのものを追求している。実話をベースにした高木彬光の同名小説を角川春樹製作のもと、「最も危険な遊戯」でハードボイルドアクションを極めた村川透が監督。<悪>を人間そのものの存在をかけた情念として描ききった反逆のピカレスク・ロマン。
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